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WBA世界バンタム級王者の井上拓真に挑む石田匠は「倒しにいく意識」 5・6東京D

[ 2024年4月19日 19:12 ]

井岡一法会長(左)が持つミットに力強く打ち込む石田匠
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチ(5月6日、東京ドーム)で王者の井上拓真(28=大橋)に挑む同級1位の石田匠(32=井岡)が19日、大阪市浪速区の所属ジムで練習を公開した。スパーリングは東洋ランカーをフィリピンから2人呼び最終的には120回ほどになる見通し。この日はシャドーボクシングやミット打ちでキレのある動きを披露した。

 「体調はいいし、練習は順調です。挑戦者なので、自分からいく。倒しにいくボクシングを意識している。(東京ドームという大会場で)ああいう舞台でインパクトを残して勝ちたい。TKOを目指して、やっていく」と完勝でベルトを手にすることを誓った。

 指導する井岡一法会長は「8ラウンドまでに(レフェリーから)ストップがかかるか、残りのラウンドで楽にボクシングできる状況にしておくか。誰が見てもワンサイドという試合をしないと。どっちか分からないラウンドは全部(王者に)持っていかれる」と明確に差をつけなければベルト奪取は難しいとことを見通し、石田にハッパをかける。

 王者の井上拓真について石田は「チャンピオンだから弱くない。でも自分のボクシングは通用する。自分が負けるところは想像がつかない」と自信たっぷりに語った。

 2017年10月の世界初挑戦はWBA世界スーパーフライ級王者カリド・ヤファイ(英国)に敵地で判定負け。得意の左ジャブで流れをつかみかけながら相手のプレスに後退したのが敗因だった。23年6月のWBA世界バンタム級挑戦者決定戦は中盤以降、自ら距離を詰めて打ち合い、新境地を切り開いた手応えがある。「いろんな経験をして、あの時と今は全然違う。別人です」。生まれ変わった姿を東京ドームの大観衆に披露する。

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