王者・ユーリ阿久井政悟「ぶっちゃけこっちはパワーじゃないんで」対戦相手・桑原の分析を一蹴

WBA世界フライ級タイトルマッチ   王者・ユーリ阿久井政悟　《12回戦》　同級3位・桑原拓 （ 2024年5月6日    東京ドーム ）

サンドバッグを叩くユーリ阿久井（撮影・島崎忠彦）
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　WBA世界フライ王者・ユーリ阿久井政悟（倉敷守安）が右ストレートを“整えた”。同級3位・桑原拓（大橋）との初防衛戦に向け、18日は都内の帝拳ジムで練習を公開した。プロ初の再戦へ「いつも通りやる」と平常心を強調した。

　日本同級王者だった21年7月の同級タイトルマッチで10回TKO勝ちした相手。約2年10カ月ぶりの雪辱を期す桑原が「パワー対スピードの構図になる」と分析していたことに対し「ぶっちゃけこっちはパワーじゃないんで」と一蹴し、武器の強打に技術も加わったことを強調した。

　視察した桑原陣営の大橋会長も「前回は粗いイメージしかなかったがテクニックは相当なものがある。シャープな右（パンチ）は勇利アルバチャコフのよう」と元世界王者を引き合いに出し成長ぶりに舌を巻く。リングネームの由来となる“本家”と比較されたユーリは「圧倒したいのが一番。ベストを尽くしたい」と返り討ちを誓った。　（伊東　慶久）