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重岡優大 スパー相手だった坂間叶夢さん死去に心痛 「間違いなく今回俺と銀が世話になった選手」

[ 2024年3月19日 17:10 ]

プロボクシングWBC世界ミニマム級タイトルマッチ   王者・重岡優大《12回戦》挑戦者メルビン・ジェルサエム ( 2024年3月31日    名古屋国際会議場 )

サンドバッグ打ちを披露した重岡優大
Photo By スポニチ

 プロボクシンWBC世界ミニマム級王者の重岡優大(26=ワタナベ)が19日、都内の所属ジムで練習を公開。2度目の防衛戦となるジェルサエム戦に向け3ラウンドのスパーリングなどを披露した。

 この日、約1年ぶりにメインイベンターを務めることが決まった重岡優は「自分自身のボクシングの粗削りな部分を丁寧に改善できた。それをリングの上で100%出したい。スタイルが変わったなというのを感じてほしい」と気合十分。WBA世界ミニマム級14位、IBFライトフライ級14位ジョン・マイケル・ズレタ(フィリピン)とのスパーリングでは右ジャブで相手との距離を保ちながら要所で右のカウンターや左右のボディーを打ち込むなど、世界ランカーを圧倒。「残さないといけないアグレッシブさだったり、KOにこだわる姿勢など、重岡兄弟にある部分は残していきたい」と2戦ぶりのKO決着へ変わらぬ思いを口にした。

 日本ライトフライ級ユース王者の坂間叶夢(さかま・かなむ)さんが18日に20歳の若さで急死したことを18日、所属ジムの斉田会長が明らかにした。坂間さんは重岡兄弟の次戦に向けてのスパーリング相手を務めており、優大も先月手合わせしたばかり。この日の公開練習後の囲み取材で報道陣から事実を知らされた優大は「マジですか、、ショックです。なんで、、」と言葉を失った。

 坂間さんとは今回のスパーリングを機に初めて会話を交わし、インスタもフォロー。「明るくて言い青年という印象しかない」と振り返りながら「ただ人はどこかで傷ついてどこかで何かを抱えている。特にボクサーは減量中孤独を感じることがある」と気持ちを代弁した。

 「彼のことは忘れない。間違いなく今回俺と銀(弟・銀次朗)が世話になった選手だった」と別れを惜しんだ。

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