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デビュー5連勝中の村田昴 1年5カ月ぶり国内戦はフィリピン人選手との全勝対決「今までどおり倒したい」

[ 2024年3月1日 14:53 ]

前日計量をパスした村田(左)
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBA世界スーパーバンタム級13位で元アマ全日本王者の村田昴(すばる、27=帝拳)が1日、スーパーバンタム級8回戦(2日、東京・後楽園ホール)の前日計量に臨み55・3キロでパスした。約1年5カ月ぶりの日本での試合へ「いつも試合になると接近戦や攻撃をメインにしてしまう。今回は冷静に前の手の距離をはかりつつ、今までどおり倒していきたい」とアレックス・サンティシマ・ジュニア(24=フィリピン)戦での6戦連続KO勝利を誓った。

 村田は21年6月に米ラスベガスでプロデビュー。昨年7月、米ラスベガスで行われた同級6回戦でフアン・センテノ(29=ニカラグア)に3回TKO勝ちするなど米国を拠点にここまで5戦全勝5KO。「(KOには)こだわらないようにはしているが、こだわってしまいますね」と苦笑いを浮かべながら、昨年10月中旬からコンビを組む元2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナーと取り組んできた“打たせずに打つ”スタイルの定着を目指す。

 昨年12月に予定されていた試合は、自身の左示指基節骨裂離骨折により中止に。「12月は自分のケガで中止になってしまった。今回はその時以上のパフォーマンスを出せるように練習してきた」と、消化不良の思いをリングでぶつける。1月中旬からは本格的にパンチを打ち始めるなど、完全復活を強調する。

 試合当日には地元・和歌山県や、都内で行きつけの沖縄料理店の常連客ら約100人の応援団が会場に駆けつける予定。22年10月以来に立つ後楽園ホールで、無敗のホープが快勝で進化した姿を披露する。

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