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井上拓真がアンカハスとの防衛戦で「進化」見せる 兄・尚弥のサポート受け「必ず防衛したい」

[ 2024年2月8日 16:13 ]

プロボクシングWBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦   王者・井上拓真(大橋)―同級9位ジェルウィン・アンカハス(フィリピン) ( 2024年2月24日    東京・両国国技館 )

<井上拓真公開練習>サンドバッグを叩く井上拓(撮影・木村 揚輔) 
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 プロボクシングWBA世界バンタム級王者の井上拓真(28=大橋)が8日、同級9位ジェルウィン・アンカハス(32=フィリピン)との防衛戦に向け横浜市内の所属ジムで練習を公開した。シャドー3ラウンド、サンドバッグ打ち2ラウンドを披露した井上拓は「目標の4団体統一に向けての負けられない試合。必ず防衛したい」と闘志を燃やした。

 昨年4月に元WBA世界スーパーフライ級王者リボリオ・ソリス(41=ベネズエラ)に判定勝ちで王座に返り咲いて以来、約10カ月ぶりのリング。正規王者となったが井上拓に慢心はない。「試合内容ではまだまだやり切れていない部分はある。そこは自分のボクシングに納得していない」。

 今回のテーマは進化。この日は「EVOLUTION」(=進化)とプリントされたTシャツを着用して練習を行った。9度の防衛を成功させた元世界王者相手に、本来の打たせないで打つスタイルの中にヤマ場を増やす「攻撃的スタイル」で挑むことを宣言。「今まで(相手の動きを)見る時間が長かった。その中で手を出して攻めること」を意識し、これまでに行った60ラウンドのスパーリングでは“進化”があったことを明かす。父・真吾トレーナーも「攻撃のアクションもフェイントを入れながらできている。前回の試合からプラスして今回は攻撃の引き出しをより出せれば」と期待する。

 兄でスーパーバンタム級4団体統一王者の尚弥(30=大橋)は昨年12月に史上2人目の2階級4団体王座統一を達成。「いつも通り細かい部分のアドバイスをもらっている」と兄のサポートを受け次戦に備えている。昨年10月、練習中に骨折した左肋骨は「完治した」と万全をアピール。「油断は一つもない。熱い試合になると思うし、自分自身もワクワクしている」と兄に続く4団体統一に向け、負けられない一戦へ気を引き締めた。

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2024年2月8日のニュース