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【ONE】武尊「悔いはない…これ以上は見せられない」 バックステージでも涙止まらず、車いす乗り病院へ

[ 2024年1月29日 02:55 ]

涙を流しながらインタビューを受ける武尊(C)ONE Championship
Photo By 提供写真

 アジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」(ONE)が28日、有明アリーナで「ONE165」を開催。約4年ぶりとなった日本大会のメインイベントで、K-1元3階級制覇王者でISKA世界ライト級王者・武尊(31=team VASILEUS)がONEフライ級キックボクシング王者のスーパーレック・キアトモー9(28=タイ)に判定0ー3で敗れ、世界タイトル奪取に失敗。激闘のダメージを考慮し、試合後には病院へと直行した。

 今大会を独占生中継したABEMAのカメラが病院に向かう直前の武尊を捉えていた。

 左足のダメージの影響で車いすに座った状態でABEMAのインタビューに応じた武尊。「本当に今できる限界までやったので悔いはないです…」と声を震わせた。「応援してくれた人たちに勝つ姿を見せられなくて申し訳ないです…今、命懸けできる全てをやったのでこれ以上は見せられないです…」と涙が止まらず、リング上のマイク同様に引退示唆とも受け取れるコメントを残して病院に向かった。

 試合序盤からスーパーレックの強烈なローキックに苦戦。2Rにはすでに左足は変色していた。しかし3Rに武尊の逆襲が始まる。プレッシャーを強め、相手との距離を潰して、ボディーの連打などパンチでスーパーレックの動きを止めた。ダウンを奪うことはできなかったが、攻勢を受けて会場の空気は最高潮に。その後もプレッシャーをかけて攻め続けたが、スーパーレックもローキックやヒザ蹴りなどを返すなど技術を見せ、試合は終了した。

 0―3の判定で敗れた武尊は号泣しながら「絶対勝って世界一を証明したかったんですけど…今できる限界までやってきました。もうこれ以上の体を作れません…」と語っていた。

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