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【ボクシング】王者・坂井祥紀が2度目の防衛 敗れたシーサー皆川は「まだやめられない」

[ 2023年12月2日 21:31 ]

2度目の防衛に成功した坂井
Photo By スポニチ

 プロボクシング日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦(東京・後楽園ホール)が2日に行われ、王者・坂井祥紀(32=横浜光)が挑戦者で同級4位のシーサー皆川(31=平仲BS)を下し、2度目の防衛に成功した。

 坂井は立ち上がりからプレスをかけ続け、3回には左フック気味のパンチでダウンを奪った。4回には偶然のバッティングで右目上をカットしながら要所で右ストレートをヒットさせ競り勝った。試合後は痛々しい顔で「シーサー選手はうまかったが動じることはなかった。僕なりにやれることはやれた。自分のボクシング貫いて死闘を演じ切った」と笑みを広げた。

 6戦目でタイトル初挑戦となった敗れたシーサーは、終盤の戦い方で相手との経験の差があったことを認めながら「あのカットで一気に距離感が狂った。本当に視界が真っ赤になって、訳が分からなくなった」と4回のバッティング以降、思うようなボディーブローが打てなかったことを悔やんだ。

 勝てば所属ジム男子初の王者となっていただけに「平仲会長に申し訳ない」と目を赤くした。続けて「まだやめられないっすね。まだまだここから強くなれる」と視線を上げた。

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