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ボクシング男子71キロ級・岡沢セオン 銀以上確定で五輪切符

[ 2023年10月4日 04:20 ]

男子71キロ級準決勝でカザフスタン選手に勝利し、喜ぶ岡沢セオン(共同)
Photo By 共同

 ボクシング男子71キロ級の岡沢セオン(INSPA)が準決勝でカザフスタン選手に競り勝ち、銀メダル以上を確定させて来年のパリ五輪出場権(上位2人)を獲得した。

 勝ち名乗りを受けると、会場に「オリンピックだ!」という岡沢の歓喜の絶叫が響き渡った。27歳のサウスポーが五輪切符をつかみ「この瞬間のためにやっていた。本当に気持ちいい。お酒も好きだけど、お酒のおいしさなんか話にならない」とまくし立てた。

 今年の世界選手権王者との決戦ではアウトボクシングを貫いた。持ち味のフットワークを使って距離を取りながら有効打を積み重ね、3―2の判定で制した。

 パリ五輪は新階級となり、重い71キロ級では好結果が出ず「しんどくて、やめたかった」。リングに立ち続けたのは、2回戦敗退で「たくさんの人を裏切った」という東京五輪の雪辱のため。来夏の五輪では「必ずいいものを見せられる」との自信を胸に、金メダルを目標に掲げた。

 ◇岡沢 セオン(おかざわ・せおん)1995年(平7)12月21日生まれ、山形県出身の27歳。中大出。日大山形高で競技を始める。ウエルター級で出場した21年東京五輪は2回戦敗退。同年の世界選手権で日本勢初優勝を果たした。1メートル79。

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