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日本ヘビー級王者 但馬ミツロ前日計量パス「チャンスあればKO狙いたい」21日VS“アニオタ”韓国王者

[ 2023年7月20日 16:49 ]

計量後ポーズを決める(左から)但馬、亀田氏、キム・ジョンス
Photo By スポニチ

 プロボクシング日本ヘビー級王者・但馬ミツロ(28=KWORLD3)が20日、21日に東京・後楽園ホールのメインで行われるヘビー級8回戦の前日計量に臨み、125・0キロでパスした。

 先月の前戦ではプロ転向から6戦全勝を継続するも、デビューから続いていた初回KO勝利は5でストップ。それでも「修正点含めてよりいいものになった。マイナスの経験ではなく、自分のやるべきことが分かった。勝って前に進んでいることに意味がある。明日はそれをリングの上で発揮したい」と意気込んだ。

 4月上旬に練習拠点としてた大阪から上京。競技を開始した高校以来という、コーチの指導を受けながらジムワークやフィジカルトレーニングなどに励んでいることを明かし「やってきたことがやっと形になってきた」と手応えを口にする。

 また、世界ランキング入りのため、先月から10月まで、キャリアを積むため5連戦を計画している。精神的な疲労も明かしながら、5連戦の2戦目となる次戦へ「階段を上れている実感はある。(5連戦は)並大抵のことではないがいろんな気づきがある。自分を強くしてくれている道だと信じている」と世界を目指し突き進む覚悟だ。

 対戦相手の韓国王者キム・ジョンス(20)は104・6キロでパス。但馬とのフェースオフでは笑いをこらえられず、思わず吹き出す場面も。「強いですね~」と日本語で話すなどどこか頼りない様子。アニメ「転生したらスライムだった件」のファンだと明かし、計量後は秋葉原を観光する予定を話しながら「アキハバラ~!」と同方向を指さすなど茶目(ちゃめ)っ気たっぷりだ。

 それでも前戦はKO勝ちを飾るなどここまで5戦4勝3KO1敗で、韓国国内では「自分が一番強い」と話す。但馬は「(相手を)なめずに、自分のやりたいボクシングをして、後楽園を楽しみたい。チャンスがあればKOを狙いたい」とプロ入り後、初の聖地での一戦へ気合を入れた。

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