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井上尚弥「このままじゃ止められるぞ!」 武居由樹にゲキ!元世界王者トレーナー感謝「あれがなければ…」

[ 2024年5月9日 18:52 ]

井上尚弥と武居由樹(右)
Photo By スポニチ

 元世界3階級王者の八重樫東氏(41)が9日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。6日に開催された東京ドームでのボクシング4大世界戦の直前に行われた4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥とWBO世界バンタム級新王者・武居由樹のマススパーリングの舞台裏を明かした。

 34年ぶりの東京ドームでのボクシングビッグマッチ。大会後に大橋秀行会長は、試合後の会見で「内緒にしていたが…」と口にした上で、「実は尚弥と武居でスパーをやって(武居が)コテンパンにやられて、駄目かと思った。最終12ラウンドみたいになったので、あれがいい経験になって、あれでチャンピオンになれたと思う」と衝撃の事実を明かした。

 武居のトレーナーを務める八重樫氏は自身のYouTubeチャンネルで「マススパーに毛が生えた程度…」と尚弥と武居のマススパーリングについて話し始めた。

 試合3週間前のある日に尚弥から「武居とマススパーできます?」と聞かれ、八重樫氏は「いいんじゃない」と前向きな返答をした。そして大橋会長に許可をもらいにいくと、大橋会長はケガのリスクも考えて「いや~やめてくれよ…」と口にした。しかした尚弥は「ちゃんとやります。でも集中力も上げて緊張感あるスパーリングにします」という形で、尚弥と武居による10ラウンドのマススパーリングが実現することになった。

 マススパーリングが始めると、2ラウンドも経たないうちに尚弥が武居のパンチや動きを見切った。マススパーリングで本気のパンチは出さないが、3ラウンド以降は武居の防戦一方で生かさず殺さずの展開となってしまった。

 武居が疲弊する中で迎えた10ラウンド目。普通の試合ならレフェリーストップになってしまうぐらい武居がガード一辺倒になっていると、尚弥はパンチを連打しながら「武居!このままじゃ止められるぞ!手を出せよ!」とゲキを飛ばした。

 その風景を見て、八重樫氏は胸が熱くなって感動したという。「今まで一緒にスパーリングやっていた尚弥が、自分の弟子をボコボコにしながら激励してくれているところを見ていたら胸が熱くなってきた」と回想し、スパーリング後に尚弥に「ありがとうな。感動したよ」と直接感謝の気持ちを伝えたことも明かした。

 実際に武居は世界初挑戦となった6日のジェーソン・モロニー戦で、最終ラウンドのラスト30秒は防戦一方となった。八重樫氏は尚弥と武居のマススパーリングがフラッシュバックして「やばい…」と思ってしまったようだ。「あのマススパーリングがなければ、武居はもっと早くグロッキーになってたかもしれないし、そういう意味でも尚弥には感謝してます」と尚弥への感謝の言葉が止まらなかった。

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