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平仲会長 “替え玉”騒動を謝罪「責任は全て僕の方にある。どんな処分でも受ける」

[ 2023年7月1日 04:33 ]

会見で謝罪する平仲会長(中央)。左はJBC萩原実理事長、右は日本プロボクシング協会の小林会長
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 日本ボクシングコミッション(JBC)は30日、実行委員会を開催し、5月14日に札幌で行われた興行に出場したナイジェリア選手2人が事前にJBCに申請、承認された選手とは別人だったことを発表した。興行を主催した平仲BSジム会長の元世界王者・平仲信明氏(58)は委員会後に会見し「日本に住んでいるプロ経験のないナイジェリア人だった。申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 “替え玉”2選手が出場した試合はともに1回KO負け。無気力試合を疑問視したJBC関係者が過去の映像と比較したところ別人であることが判明した。7月上旬の倫理委員会で平仲会長やマッチメークに関与したボビー・オロゴンの処分を検討する。平仲会長は「責任は全て僕の方にある。どんな処分でも受ける」と頭を下げた。

 ≪グローブに再計量も 1つの興行で不祥事が3つ≫JBCは6月11日に京都で行われた興行で、8オンス(約227グラム)と10オンス(約283グラム)の異なる大きさのグローブを用いて試合が行われた事実を認めた。さらには10オンスのグローブを使用して勝利した選手は、出場停止処分中であることも分かった。プロモーターが知らずに起用したとみられ、安河内事務局長は「無効試合にせざるを得ない」と話した。また、3%の体重超過をした選手に、認められていない再計量の2時間猶予を与えていたことも判明。この興行だけで3つの不祥事が重なった。

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