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武尊 公表したパニック障害の現状を説明「昔よりは凄くコンディションがいい」

[ 2023年6月29日 19:22 ]

世界のベルトを2本獲得して帰国した武尊(撮影・酒井卓也)
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 K-1元3階級制覇王者の武尊(31=team VASILEUS)が29日、都内で「Impact in Paris」の勝利報告記者会見を行い、昨年6月に公表したパニック障害の現状について語る場面があった。

 武尊は24日にフランス・パリのゼニスアリーナで開催されたムエタイグランプリ(MTGP)主催の「Impact in Paris」で1年ぶりに復帰。ISKA世界スーパー・ライト級(―63.5キロ)王者ベイリー・サグデン(25=英国)とのISKA・K―1ルール世界61キロ王座決定戦で、5回KO勝利し新王者に輝いた。

 武尊は昨年6月に那須川天心に敗れた後の会見で、右拳に加えて腰と膝にも故障を抱え、さらに心療内科でパニック障害、うつ病と診断されたと公表していた。パニック障害の現状について「あれから休養を発表させてもらって、1~2カ月ぐらい練習以外のことをなるべくやらない生活をして、通院しながらという感じでした。だいぶそこでちょっと良くなったので、次の試合をやろうと決めました」と回復が見込めたため復帰に向けて動き出したと明かした。

 「この病気っていうのは、多分抱えてる人たちみんなが思うことなんですけど、完治がないっていうか、やっぱり1回そういうふうになっちゃうとまたフラッシュバックして戻ってきちゃったりとか、体に負担がかかったりとかストレスが溜まった時に症状っていうのが大なり小なり出てきてしまう病気ではあるのかなと思います。そことはうまく付き合いながらっていうのはあるんです」と今後の病気との向き合い方を説明した。

 そして「今は自分がやりたいことができていて、すごく充実していることもあるし、格闘技以外のこととかも、なるべく体に負担がないようにセーブもできるようになって、昔よりは凄くコンディションがいいかなと思います。多少はあの症状っていうのは、たまに出たりする感じですかね」と現状の病状を説明した。

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