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武尊 次戦はONEでロッタン戦を希望!「すぐに戦いたい。これからの格闘技生活は自分に正直に生きたい」

[ 2023年6月29日 18:36 ]

世界のベルトを2本獲得して帰国した武尊(撮影・酒井卓也)
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 K-1元3階級制覇王者の武尊(31=team VASILEUS)が29日、都内で「Impact in Paris」の勝利報告記者会見を行った。次戦は「ONE Championship」でONEフライ級(―61.2キロ)ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノンと戦いたいと希望した。

 武尊は24日にフランス・パリのゼニスアリーナで開催されたムエタイグランプリ(MTGP)主催の「Impact in Paris」で1年ぶりに復帰。ISKA世界スーパー・ライト級(―63.5キロ)王者ベイリー・サグデン(25=英国)とのISKA世界ライト級王座決定戦で、5回KO勝利し新王者に輝いた。

 次の標的はロッタンだ。今回の試合前には「戦いたい相手がONE Championshipの選手の中にいる」とロッタンと戦うためにアジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」と複数試合契約をしていた。

 会見でも「一番を目指すことは変わらないですし、世界一を証明することはずっと言い続けていることなので、元々僕はK―1を背負って戦っていましたけど、K―1の強さを世界に証明したい気持ちは変わらないです。K―1王者が世界王者だと思って戦っているので、それを含めてONEで一番を獲りにいきたいと思います」と説明した。

 そして改めてロッタンとの対戦をアピール。「すぐにでもロッタン選手と戦いたいです。今はロッタン選手しか見てないですし、これからの格闘技生活は自分に正直に生きたいと思っています。自分が戦いたい選手とそれを実現するためにやっていこうと思っています」とロッタン戦実現に向けてコメントした。

 ロッタンにこだわる理由について「前々回の試合で、天心選手に敗れてやっぱりリベンジしたいという気持ちがすごいありました。だけど天心選手はボクシングで違う形で今は頑張ってるんで、違う形でのリベンジじゃないですけど、自分の中で格闘家をやり続けるにあたって、やっぱ誰かに負けたまま終わるのは許せないし、一番を目指さないんだったら格闘家やめていると思う。だから誰に勝ったから、誰に勝ってる選手に勝ったからなどと言い始めたらきりがないので、そういうことではないんですけど、自分の中のけじめとして、僕はロッタン選手にKOで勝てば、僕自身が納得できるのかなっていう気持ちでロッタン選手と戦いたいと思っています」と明かした。

 ロッタンの印象については「ムエタイ選手ですけど、パンチもうまいし、フィジカルも強いし技術もあるし、何よりも気持ちも強いです。本当オールマイティーの選手です。しかもお客様を沸かせられる」と語った上で、「ああいう選手ってなかなか世界を探してもいないと思うんで、そこが強さでもあってそこはロッタン選手の魅力だと思います。僕はそれを超えたいなと思っています」とロッタン撃破を誓った。

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