井岡一翔、ドーピング検査で大麻成分検出 規定以下で24日世界戦開催は? 処分は検討中
元WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(34=志成)が、昨年大みそかに行われたWBA同級王者ジョシュア・フランコ(米国)との世界2団体統一戦で受けたドーピング検査の検体から、大麻に含まれる有害成分「THC」の代謝物が検出されていたことが分かった。日本ボクシングコミッション(JBC)が21日に発表した。
JBCは「本試合終了後に採取した井岡選手の尿検体から禁止物質のTHCの代謝物であるTHC―COOHが検出されました」としたが、世界アンチドーピング機構(WADA)の判定限界(180ng/ml)を超えるものではなかったことから、「ドーピング禁止を定めるJBC第97条には違反しなかったものと判断しました」と説明した。
24日には東京・大田区総合体育館で王者フランコとの約6カ月ぶりの再戦による挑戦を控えているが、予定通り開催されるかは明記されていない。
また、JBCは「当法人は、ドーピング行為に反対し、公正なボクシングを推進しています。また、当法人は、青少年の健全な育成を支援しており、日本における大麻などの違法な薬物の使用は一切認めていません。井岡選手の第97条違反以外の当法人の各種規程の違反を理由とする処分の可能性については、当法人で検討中です」とした。
井岡はWBO世界スーパーフライ級王者だった2020年大みそかに行った田中恒成との防衛戦のドーピング検査でも、大麻成分などの禁止薬物に陽性反応を示していたとして騒動になった。A検体から大麻成分、B検体からエフェドリンなど3つの禁止物質が検出されたが、検体管理に不備があり手順も重大な瑕疵(かし)があったとして、JBCは違反は認められず処分はしないと発表。JBCはずさんな情報管理や、検査手続きの不備を認めて井岡陣営へ謝罪した。
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