尚弥　ボクシング界31年ぶりの日本プロスポーツ大賞「熱狂できる試合を見せられるよう精進」

大賞を受賞し、内閣総理大臣杯を片手で掲げる井上尚弥に岸田首相（右）もびっくり。左は麻生太郎・日本プロスポーツ協会会長（撮影・篠原　岳夫）
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　プロボクシング前4団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥（29＝大橋）が22年度の日本プロスポーツ大賞を受賞し、2日に都内で授賞式典に出席した。殊勲賞の大谷翔平（エンゼルス）や村上宗隆（ヤクルト）を抑えての受賞で、ボクシング界からの大賞選出は西城正三（68年度）、具志堅用高（79、80年度）、辰吉丈一郎（91年度）に次ぎ、31年ぶり史上4人目の快挙となった。

　岸田首相から内閣総理大臣杯を授与された井上は「ボクシングに日が当たる賞を頂けたのはうれしい」と話した。5月に首都圏でWBC＆WBO統一世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン（28＝米国）への挑戦が内定しており、「プロスポーツを引っ張る一人として、国民の皆さまにより熱狂できる試合を見せられるように精進したい」と4階級制覇を誓った。