井岡がWBOスーパーフライ級王座を返上してWBA王者フランコと再戦か　米専門サイト報じる

井岡一翔
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　プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔（33＝志成）が王座を返上してWBA同級王者ジョシュア・フランコ（27＝米国）に挑戦する形での再戦を目指していると、米専門サイトのボクシングシーン・ドットコムが14日に報じた。6月に日本での開催を予定しているという。井岡はWBOから同級1位の前WBO世界フライ級王者・中谷潤人（25＝M・T）との対戦交渉を1月9日に指示され、交渉期限の30日以内で合意に至らなかったとして、今月23日に興行権の入札を行うとWBOが13日に発表していた。

　井岡とフランコは昨年大みそかに東京・大田区総合体育館で2団体王座統一戦を行い、ジャッジ3人のうち1人がフランコ支持、残り2人がイーブンという採点で引き分け。試合直後のフランコは井岡との再戦に前向きだったが、井岡は再戦よりもWBC同級王者フアンフランシスコ・エストラーダ（32＝メキシコ）との対戦に興味を示していた。井岡はエストラーダ戦が実現するならば中谷との指名試合が義務づけられたWBO王座の返上も「ゼロではない」としていたが、エストラーダは無冠の井岡とは対戦しないとみられていた。

　井岡が王座を返上した場合、ランキング1位の中谷は王座決定戦に臨むことが有力。WBO同級2位にはアンドリュー・モロニー（32＝オーストラリア）、3位には田中恒成（27＝畑中）がいる。