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高橋ヒロムVSAMAKUSA ジュニア王者対決へ意気込み!ヒロム「あの時の約束を果たしてきます」

[ 2023年2月15日 19:28 ]

高橋ヒロムとAMAKUSA(右)
Photo By スポニチ

 プロレスリング・ノアは15日、21日に開催される武藤敬司引退大会「KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST” LOVE~HOLD OUT~」(東京ドーム)の記者会見を開いた。第6試合でマッチメークされたIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムとGHCジュニアヘビー級王者のAMAKUSAが現役ジュニア王者対決に向けて意気込みを語った。

 13年にヒロムが英国武者修行時代にみちのくプロレスの剣舞とのタッグを組んでおり、そのタッグチーム名が今回の試合のキャッチコピーでもある「トーキョートルネード」だった。AMAKUSAと剣舞は他人だが、ヒロムがこの試合に対する思いは強かった。

 1月21日の新日本プロレス横浜アリーナ大会の試合後にAMAKUSAからシングルマッチを要求されるとヒロムは「イギリス遠征時代、初めて俺がタイトルマッチをした。あの時は本当に俺もどうしようもなくてさ、簡単にコロッと負けちゃったんだけど、その後にその選手といつの日か、何でもいい、どんな形でもいいから俺とシングルマッチやりましょう、そんな約束をした人間がいました。そんな思い出が蘇る、そんな声をしてたよ」と口にしていた。

 会見に出席した両者。ヒロムは剣舞のマスクを持参して登場した。「この試合は新日本プロレスVSノアではありません。AMAKUSA選手、昔話を聞いてもらってもいいですか」と13年に英国遠征での剣舞との楽しかった思い出や剣舞と離れていた期間の苦しかった思い出を明かし、4FWでの剣舞とのタイトルマッチを回想。

 「本当はこんな話を言いたくないんですよ。試合前に全ての情報を俺の口から言うのは美しいとは思いません。でも話したかった。この話を知った上でこの試合を見てほしかった」と心情を口にした。

 「美しくないかもしれないですけど、今の話を忘れないで当日の試合を見てください。4FWのみんな、みちのくプロレスの皆さん見てますか。あの時の約束を果たしてきますよ。必ずこの俺が勝ちます」と対抗戦ではなく約束を果たすシングルマッチだと明言した上で勝利宣言をした。

 そして「俺はあの日、約束して10年ですかね。ずっとこの日を待っていたんですよ。それがたまたま今回だっただけで、チャンピオン同士の戦い以上の思いが俺にはあるんですよ。めちゃくちゃワクワクしてます。この日を待っていました」とシングルマッチを楽しみにした。

 剣舞のマスクを持ってきた意図について聞かれると「どういうわけか手に持っていたんですよね。でもその質問は愚問じゃないんですかね」と返した。

 AMAKUSAは「高橋ヒロムとの我の果たし合いを受けていただき感謝致します。我はノアジュニアを世に広めるために新しい頂を目指し、この地に降臨しました。日本を代表するジュニア選手の高橋ヒロムとの我も想像もつかない高い頂を超える戦いをお見せしたい」と誓い、ヒロムの思い出を聞いたAMAKUSAは「高橋殿の思いは伝わりましたが、その質問は愚問じゃありませんですか」と返した。その上で「我に過去などない。うたかたの如く消えてしまった。しかし我にとっての思い人は、21日の東京ドームにおります。今はその方との戦いしか見えていません」と語った。

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2023年2月15日のニュース