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入江聖奈の元ライバル、晝田瑞希がプロ3戦目で日本王座獲得 ドレス入場にバック宙も披露

[ 2022年9月1日 19:48 ]

プロボクシング日本女子フライ級王座決定戦6回戦 ( 2022年9月1日    東京・後楽園ホール )

<女子日本フライ級王座決定戦>柳井(左)に勝利し両手を挙げて喜ぶ晝田(撮影・藤山 由理)
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 日本女子フライ級1位の晝田瑞希=ひるた・みずき=(26=三迫)が同級3位の柳井妃奈実(24=真正)に3―0で判定勝ちし、新王者となった。アマ時代に東京五輪女子フェザー級金メダリストの入江聖奈(22=日体大)のライバルだった晝田はプロデビューから3連勝で初のタイトル獲得となった。

 セーラームーンのアニメ主題歌をかけ、ピンクのコーンロウヘア、真っ赤なドレスで派手に入場した晝田はスピードの違いを見せつけ、軽快なフットワークからワンツーを次々とヒット。終盤は顔面にクリーンヒットさせ、相手に鼻血を出させた。終了ゴングと同時に勝利を確信して両手を突き上げ、採点はジャッジ3者とも60―54のフルマーク。「踊り出しそうなくらいうれしいです。後で踊ります」と話し、インタビューを終えると華麗なバック宙を決めてみせた。

 プロ2戦目となった4月のぬきてるみ(当時井岡弘樹、現真正)戦で7回に2度のダウン。判定勝ちしたもののリング上で号泣した。プロ初のタイトル戦を前に、アマで磨いたテクニックを闇雲に出すのではなく、相手と駆け引きしながら使うことを意識してきたという。「入場から退場まで楽しませたい」をモットーにしており「こだわりがある。女子選手だからできるというのもある。(衣装代を)奮発してお父さんお母さん、ごめんなさい」と話した。白と金色のベルトを手に「このベルトは私だけのものじゃなく、応援してくれた皆さんのものでもある。もっと良いベルトをゲットしたい。獲りにいくのに皆さんもついてきてください」とさらなるレベルアップを誓った。

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