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統一戦を希望する王者・京口紘人がハワイキャンプへ出発「スイッチが入る」谷口将隆と宇津木秀も同行

[ 2022年9月1日 17:58 ]

ハワイ合宿へ向かう(右から)谷口将隆、京口紘人、宇津木秀
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(28=ワタナベ)が1日、米ハワイキャンプへ出発する成田空港で取材に応じた。キャンプにはジム同僚のWBO世界ミニマム級王者・谷口将隆(28=同)、日本ライト級王者・宇津木秀(28=同)も同行し、7日の帰国まで砂浜での走り込みや海での水泳トレーニングを行う。

 京口は6月に敵地メキシコでWBA同級正規王者だったエステバン・ベルムデス(26=メキシコ)に8回TKO勝ちし、団体内王座統一と4度目の防衛に成功。次戦を年内に予定しており「前回の試合が終わってから、海外へ行ってみようかと話していた。環境を変えてやると気持ち的にもスイッチが入るし、そういう目的が大きい」と説明した。「昔のチャンピオンもハワイへ行ったりして、カッコ良かった。ハワイは雰囲気もいい」と世界王者のステータスを示す機会とも位置づけており、「なかなか海外へ行かせてもらことはないので、渡辺(均)会長に感謝しています」と話した。かねて統一戦を希望しており「期待されているカード、大きな試合と思うので気持ちが入る。大きな舞台を求められる立場にはいると自分でも思う」とコメント。統一戦への思いを問われると「前回で指名試合をクリアしているので…。(まだ獲得していない)WBCかWBOのベルトが欲しい?そうですね」と答えた。

 今年4月に石沢開(25=M・T)に11回TKO勝ちして初防衛に成功した谷口は次戦未定。早ければ年内の可能性もあり「いつ決まってもいいように準備が大事」と京口とは2年ぶりの合宿を楽しみにする一方、「いつか自分たちも(海外で)と、後輩たちの励みになれば」とジムの士気を上げる目的も強調した。また、宇津木は11月17日に後楽園ホールで日本ライト級5位のジロリアン陸(34=フラッシュ赤羽)を相手に2度目の防衛戦を予定。「声をかけてもらってありがたい。世界王者2人についていけるのは凄く刺激になる」と感謝。年間に420杯ラーメンを食べるジロリアンに対し、京口から「ハワイで食べたラーメンの写真を(SNSに)上げたらどう? 俺はハワイのラーメンを食べてきたぞ、お前は日本のラーメンだろ」とけしかけられていた。

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2022年9月1日のニュース