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31日WBCミニマム級王座挑戦の田中教仁が会見 2度目の世界戦もタイ「人生懸けて倒しにいく」

[ 2022年8月16日 17:36 ]

タイで2度目の世界挑戦が決まった田中教仁(三迫ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング元日本ミニマム級王者でWBC同級14位の田中教仁(37=三迫)が31日にタイのラコンナチャシマでWBC同級王者パンヤ・プラダブスリ(31=タイ)に挑戦することが決まり、16日にオンラインで会見した。田中は20年3月に同じくタイでWBA同級スーパー王者ノックアウト・CPフレッシュマート(31=同)に挑戦して0―3で判定負けしており、2度目の世界挑戦。「もう一度世界戦を決めていただいて感謝しかない。1人の王者に全力で勝ちにいきたい。人生を懸けて倒しにいきたい」と意気込みを口にした。

 三迫ジムの三迫貴志会長によると、タイ側からは1カ月以上前から対戦の可能性を伝えられていたが、正式決定したのは先週末という。発表が試合の半月前で、26日には現地へ出発する慌ただしいスケジュールに加え、試合自体も約1年9カ月ぶり。それでも田中は「いつ試合が来るか分からないので、心をつくりながらキツい練習やスパーリングをやっていた。そんなに空いている感覚はなかった」と落ち着いた様子で、体重も16日朝の時点で既にリミットまで2キロと明かした。

 初挑戦時は「何も分からずに乗り込んだ」が、「絶対に勝てないと言われているタイでもう1回チャレンジしたいという気持ちが強かった」とジムにリベンジの機会を訴えていたという。タイの暑さは経験済みで「日本も真夏で、今はタイよりも暑い」と気温の高い時間帯に走っているほか、試合の正式決定まで従事していた解体現場の仕事で使用するファン付き空調服を「持っていこうかな」と笑った。王者の印象を「フィジカル系よりテクニック系。イメージするタイ選手とはちょっと違う」と説明し、「日本にもテクニカルな選手はたくさんいるので、そういう選手と(練習を)やりながら、常に倒す準備で練習している」と話した。

 タイは日本ボクシングコミッション(JBC)公認の世界戦で日本人選手が過去25敗1分けという“鬼門”。田中は「やっぱりそこに関する意識はある」と言いながらも「最近のメンタルは記録とかじゃなく、1人のボクサー、男としてパンヤ選手を倒しにいく。それだけです」とキッパリ。初挑戦時よりもレベルアップした部分を「スタミナ面とパワー」とし「最近はボクシングがちょっと大人しくなっていたので、若い時のイケイケを取り戻したい。攻撃的なボクシングを意識している」と語った。前回と同じく家族は帯同させないが、「(前回は)負ける姿を見て長女が家で泣いていた。そういうところは見せたくない。強いパパを見せたい」と戴冠を誓った。

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