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堀口恭司「日本中が盛り上がった」と天心VS武尊を振り返る!天心のタイミングと武尊の打たれ強さを称賛

[ 2022年7月7日 20:58 ]

堀口恭司
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 RIZINバンタム級王者の堀口恭司(31=アメリカン・トップチーム)が7日に自身のYouTubeチャンネルを更新。6月19日に開催された「THE MATCH 2022」(東京ドーム)で那須川天心(TARGET/Cygames)と武尊(SAGAMI―ONO KREST)の“世紀の一戦”を振り返った。

 堀口は戦前から「判定で勝つなら天心くん。KOで勝つなら武尊くんって読みだったんですけど62キロまでの戻しが決められてるから厳しいですよね。武尊くんは62キロだとパワーが落ちると思っちゃいましたね」と当日62キロがキーポイントとなって勝利予想が変わった「62キロ同士なので判定でもKO勝利でも天心くん有利になっちゃうんじゃないかなと思いますね」と判定でもKO決着でも那須川が有利と予想していた通り、結果は那須川が判定勝利を収めた。

 試合を見ていて武尊はいつもの動きではなかったように見えた堀口。「武尊くんって精神的に追い詰められやすいのかなというのがありました。天心くんは上手く穴を突くタイプなので上手く穴を突いて、相手の動きを取らせなかった。そしてカウンターを入れて出づらくしたっていうのもありますけど、武尊くんは動きが固いのもありましたし、もうちょっとガチャガチャいくのかなと思いました」と話した。

 キーポイントに挙げていた当日4キロ戻しについても「体重は“重り”なのでパンチにそれが乗っていくのでやっぱり違いはありますよね」と話した上で「武尊くんは普段から体重を落としてたじゃないですか。これ動き取れないだろうなと思ってました」と話した。

 「筋肉とかも削っちゃうのでそうなると体は疲弊していっちゃうんですよね。戻る体力も戻っていかないし、まだ体にすごいダメージがあるんじゃないかなと思いますね。精神的にもやられてるじゃないですか。すごい本当に命を削ってやってるんじゃないかなという感じですね」と武尊の体のダメージと精神的回復を心配した。

 那須川が奪った1Rのカウンターの左フックについても「やっぱり天心くんだなと思いましたね。天心くんの親父さんもそうなんですけど“ここが弱点”という見分け方そして天心くんにはそれを試合で実行できる力があるのでああいう結果になりましたよね」と話した。「天心くんってパンチ力じゃなくてタイミングなんですよね。人間って予想してないところから衝撃受けると倒れちゃうのでそれをうまく突いてきますよね」とタイミングの上手さを説明した。

 そしてあの1発で武尊は立てないとまで思ったようだ。「減量でアゴが弱くなっちゃうので、これで終わっちゃうかなと思ったんですけど立ち上がって頑張ってましたよね。打たれ強いですよね」と改めて武尊の打たれ強さを称賛した。「本当に日本中が盛り上がった試合ですよね」とコメントした。

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2022年7月7日のニュース