朝倉海 現役UFC王者との練習で世界との差感じるも収穫「努力次第ではどうにかなる」
格闘家の朝倉海(28=トライフォース赤坂)が12日、自身のYoutubeチャンネル「ほのぼのかいちゃんねる」を更新。UFCバンタム級王者のアルジャメイン・スターリングと練習した感想を語った。
現在一緒に練習しているUFCファイターのメラブ・ドバリシビリがアルジャメインと日ごろ練習しているため、海がアルジャメインとの練習をメラブにお願いしたことで実現した。アルジャメインの得意なグラップリングのスパーリングでは本気ではないが強さを感じた。「一本取られたんですよ。マウントを取られてキープ力が凄くて、バネで返そうとしても返せなくて強引に逃げた時に腕を取られたんですよ。コントロールに無駄がないし、手足が長くてヘビみたいに巻き付いてくる感じ」とパワーは感じなかったものの技術の高さを感じた。
その後のレスリングでのスパーリングでもアルジャメインは恐ろしく強かった。「腰が強い方なんですけど、テイクダウンを取られましたね。うまくいなされる技術が高くてレスリングもかなり強かったですね」と語った。
最後にキックボクシングの軽いマススパーリングも行った。「実際に試合で戦うとなったら、あのレスリング力と寝技があったら打撃はやりづらいなと感じましたね」と現役UFC王者との貴重な経験をした。寝技などでやられた技はすぐにアルジャメインに聞きにいき、対策法を含めてトップ技術を教わったようだ。
「差はあるなと思った。打撃がどれだけ当たるかわからないけど体感であのレスリング力と寝技があったら今、戦ったらかなり勝てる可能性は低いと思った」と世界トップクラスとの差を感じたが絶対に勝てないという差ではなかったという。「寝技の力やレスリング力はまだまだ足りないなとやってみて感じたんだけど、練習で身に付けていけば勝てるチャンスはあると思った。俺がアホなわけじゃなくて努力次第ではどうにかなると思った」と絶対にかなわないと思わなかったことが収穫点だったと話した。
そして「もっと俺もレベルを上げなきゃいけないと思った」と前を向いて、まだまだ強くなることを誓った。
海は7月2日に沖縄アリーナで行われる「RIZIN.36」で昨年大みそか以来となる復帰戦が決定している。
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