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大谷晋二郎の兄、応援募金設立で涙のあいさつ「きっと歯を食いしばって立ち上がろうと頑張っている」

[ 2022年4月28日 16:29 ]

挨拶で涙を浮かべる大谷晋二郎の兄、裕一郎さん
Photo By スポニチ

 4月10日に東京・両国国技館で行われた試合中に負傷し「頸(けい)髄損傷」と診断されたZERO1の大谷晋二郎(49)を支援する応援募金が28日、開設された。正式名称は「何度でも立ち上がれ!大谷晋二郎 応援募金」。全国のファンや関係者から支援の申し入れが多数寄せられ、大谷の家族、親族と関係者が協議を行い決定した。

 都内で行われた記者発表では、親族を代表して兄の大谷裕一郎さんがあいさつ。感謝の意を表するとともに弟の状況を思うと何度も言葉に詰まらせる場面があった。

 裕一郎さんは「プロレスラーである限り、このようなことが起きることが本人も家族も心のどこかに覚悟はしていたはずです」と心境を吐露。そして「これから、最も過酷な戦いに挑むことになります。何度やれても立ち上がっていく、最強でなくても歯を食いしばって立ち上がっていく、その姿でファンに訴えるレスラーでした。今も家族もまともに面会できる状況ではありませんが、きっと、やられて歯を食いしばって立ち上がろうと頑張っているのだと思います。これからの道がどうであれ、(晋二郎の)永遠に戦いの場を作るための支援だと思います。そして、いつか本人が心から御礼を言える日が来ることを祈っています」と話した。

 対戦相手の杉浦貴にも「プロレスとはお互いに信頼し合って全力でぶつかり合うこと姿で感動を与えてきたものと思います。こら大谷!何年経っても立ち上がってこいと、風化することなく伝え続けていただけることが晋二郎の何よりの励みになります。晋二郎の名誉のためも、杉浦選手の今後の変わらない活躍を家族一同心より願っております。このことだけ杉浦選手に伝えていただきたいと思います」と述べた。

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