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「何度も立ち上がれ!」プロレスラー大谷晋二郎への応援募金設立 プロレス界にも支援の輪

[ 2022年4月28日 16:32 ]

大谷晋二郎支援募金設立を発表した大谷晋二郎の兄、裕一郎さん(中央)とジャガー横田(左)、ライオネス飛鳥
Photo By スポニチ

 プロレス団体ZERO1は28日、試合中のケガで「頸(けい)髄損傷」と診断された同団体のエース大谷晋二郎(49)を支援するため募金活動を開始すると発表した。正式名称は「何度でも立ち上がれ!大谷晋二郎 応援募金」。

 大谷はZERO1の4・10「20周年、21周年記念大会」(東京・両国国技館)のメインで相手の投げ放しジャーマンでコーナーにたたきつけられ動けなくなり救急搬送された。現在もリハビリに取り組んおり、長期の入院も想定されていることから全国のファン、関係者らからは多くの支援の申し入れが集まった。そんな状況を受け、大谷と長年の付き合いがあるパブリックビジネスジャパン社代表取締役の萩原宣氏が代表世話人となって大谷の家族、親族と協議し開設が決まった。

 この日は大谷の状況に関する報告会見を予定していたが、主治医の判断で取りやめとなった。萩原氏も「主治医とは昨晩に話をしました。素人の私が発表できるような簡単なものではない、と厳しく叱咤(しった)されました。既に報道されているように、首から下は麻痺、そして改善に向けて治療中。この発言だけでご理解していただきたい」と理解を求めた。

 団体の枠を超えた支援の輪も広がっている。応援団長のジャガー横田は「大谷選手は日頃から良くしていただいて、腰の低い方で、地方の巡業で活動されている姿を見て心を打たれていました。きっと大谷選手は立ち上がってくれると信じています。プロレスは信頼関係で技をかけあっているので、どちらがどうというのはありません。大谷選手もそう思っていると思います。今回の活動でも少しでも助けらることができればと思います。選手に呼びかけて活動に関わりたいと思います」と話し、29日に後楽園ホールでの興行で募金活動を実施することを発表。応援団長を務める藤波辰爾は新型コロナウイルス感染が判明したため発表会を欠席したが、「大谷選手がプロレス界にもたらした“熱さ”は、いつも先輩であるボクにも大きな影響を与えています。大谷選手の懸命なファイトに心を打たれたファンの方々も多いと思います。今回大谷選手の力になれればと思い、皆さんとともにプロジェクトに参加させていただきます。焦らず、じっくりと治療をしてください。温かいご支援、応援のほどよろしくお願いします」とZERO1を通じてコメントした。

 ※「何度でも立ち上がれ!大谷晋二郎 応援募金」の公式サイト=https://otanishinjiro.com
 ※問い合わせ、応援メッセージなどは=ganbare@otanishinjiro.com まで。

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2022年4月28日のニュース