ゴロフキン、9日の村田戦は「見応えある試合になる」 長期ブランクも「同じ条件」
プロボクシングIBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(39=カザフスタン)が6日、東京都新宿区の帝拳ジムでWBA世界同級スーパー王者・村田諒太(36=帝拳)との王座統一戦に向けて練習を行い、報道陣の質問に書面で回答した。
新型コロナウイルス感染予防のため、練習は報道陣には公開されなかったが、ロープやシャドーで約40分ほど汗を流し、笑顔でジムを後にしたという。ゴロフキンは先月31日に来日。翌日から自身のSNSに投稿した写真や映像でも調整の様子を紹介している。
質疑応答は以下の通り。
――日本滞在時のホテルでの生活、食事、環境面はいかがですか?
「まずは皆さまにご挨拶したいです。(皆さん、こんにちは)。すべて満足しています。受け入れ体制は万全。必要なものはすべて整えてもらっています。すべて揃えてもらい、とても快適で、これについては感謝です」
――先月、日本では大規模な地震もありました。
「そうですね、来日してすぐに地震がありました。そんなに反応しなかったです。すぐに止まりましたし」
――新型コロナウイルス対策を徹底されているそうですが、バブル状態でもあり、不便と感じる部分などはありますか?
「これに関して不便を感じることは全くありません。ルールですし自分にとっても一番大事なのは健康なので。ボクシングに支障がないように、誰も健康被害がないようにするのが一番です」
――接する人数は限られていると思いますが、日本人についての印象はどうですか?
「日本の印象は素晴らしいです。すべてがプラス方向。天気も素晴らしく、人々も素晴らしい。これはある程度想像していたし、その通りでした。気配りやサービス。これまで私が経験した中で最高だと思います。それから日本ではスポーツが愛されていて、選手を応援しています。何事にも尊敬を持って接しているのがわかります。伝統や文化を感じて、とても居心地がいいです」
――村田選手がプレスをかけて前に出る展開が予想されますが、どう対処しますか。逆にゴロフキン選手からプレッシャーをかけていきますか?
「現時点でどういう試合展開になるかを予測することはできません。2人とも試合が始まってからの対応は複数パターンを用意してきていると思います。一つだけ約束できるのは、見応えある試合になるということです」
――前回の試合から1年4カ月は自己最長のブランクですが、それにはどのような対策をしていますか?
「確かに前回の試合からかなり時間が経っています。飲み込まなければいけないことはたくさんあります。ただこれだけ長く時間が空いてしまったのは自分に原因があるわけではありません。それに対戦相手(村田選手)も同じ状況にあること、これは私にも彼にも同じ条件なのです。プロモーター、関係者にこの試合を企画してくれたこと、実現にこぎつけたことに御礼を言いたいです」
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