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元日本王者の石田匠は「燃え尽きていない」 4・24大阪で再起戦

[ 2022年3月23日 14:18 ]

再起戦に臨む石田匠(大成ジム提供)
Photo By 提供写真

 プロボクシング元日本スーパーフライ級王者でIBF世界同級8位の石田匠(30=井岡)が23日、オンラインで会見し、4月24日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で臨む再起戦へ意気込みを語った。大成ジムと石田ジムが共同開催する興行の準メイン、バンタム級8回戦でカルロ・デメシーリョ(フィリピン)と対戦する。

 「試合が決まって、うれしい。コロナ禍が続く中で試合ができることに感謝したい。前回は結果として負けたけど、自分自身、成長できていると感じた。世界を獲れると思って戻ってきた」

 昨年12月に名古屋で52・5キロ契約10回戦に臨み、元世界3階級制覇王者の田中恒成(畑中)にジャッジ3人とも2点差以内の判定1―2で敗れた。世界再挑戦へ生き残りをかけた勝負を僅差で落としたものの、手応えはあったという。

 「(引退か現役続行か)少し考えたが、自分で納得していない。燃え尽きていない。このままでは終われないと思い、年明けから、すぐにジムで練習していた。世界チャンピオンになりたいと思い、何年もやってきたので。前回の試合は負けたけど強くなれた実感はあった。全てを出し切りたい」

 共同で興行を実施する大成ジムの丸元大成会長は「前回の試合は現地で見ていた。判定が出るまでは“勝ったな”と思っていた。世界に通用する力を示したと思うし、頑張ってほしい」と期待した。

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2022年3月23日のニュース