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ドネア圧巻 4回KOで初防衛&王座統一、尚弥戦できれば「素晴らしい」

[ 2021年12月13日 05:30 ]

WBC世界バンタム級王座統一戦12回戦   〇正規王者ノニト・ドニア KO4回2分59秒 暫定王者レイマート・ガバリョ● ( 2021年12月11日    米カリフォルニア州カーソン )

WBC世界バンタム級王座統一戦で暫定王者ガバリョ(左)に4回KO勝ちし、飛び上がって喜ぶドネア(撮影:田中 哲也通信員)
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 正規王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)が母国フィリピンで「次世代エース」として期待される14歳下の暫定王者レイマート・ガバリョ(25=フィリピン)を強烈な左ボディーで沈め、世界5階級制覇王者の貫禄と実力を示した。

 試合後の会見では調整期間中に歯が抜けたことや新型コロナに感染したことも明かし、「多くの障害がありましたが何も私たちを打ち負かすことはできなかった」と胸を張った。今後の目標を問われ「4団体統一王者」と明言。WBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)との再戦については「(実現したら)素晴らしい。日本にもう一度行くのは構いません」と前向きな姿勢を示した。カシメロとの対戦にも「重要なのは誰がベルトを持っているか。彼がその位置にいるなら答えはイエス」と含みを持たせた。

 ▼浜田剛史氏 技術、パンチ力、キャリア…全ての面においてドネアが上だった。相手の考えていることを全部分かりきっていたのではないか。逆にガバリョには余裕がなく、あのタイミングで左ボディーを打ち込まれては、どうしようもなかっただろう。ドネアはキャリアを重ねて無駄な動きが減った。力をセーブしながら、より効果的に力を発揮している印象がある。(元WBC世界スーパーライト級王者)

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2021年12月13日のニュース