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尚弥 来春「ドネア2必ず実現させる」14日ディパエン戦圧勝で再戦だ!

[ 2021年12月13日 05:30 ]

井上尚弥
Photo By スポニチ

 WBA&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(28=大橋)がWBC王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との3団体統一戦に改めて意欲を示した。14日に東京・両国国技館で行われるアラン・ディパエン(30=タイ)との防衛戦を控え、横浜市内のホテルに滞在中。ドネアが4回KO勝ちして王座を守ったことにモチベーションを高め、再戦を実現させるためにも2日後に迫ったディパエン戦の必勝を誓った。

 対抗王者の衝撃的な勝利に触発されたのか、井上の反応は素早かった。2年ぶりの国内防衛戦となるディパエン戦に備えて横浜市内のホテルに滞在中。13日の前日計量に向けて減量も最終段階だが、ドネアの試合をテレビで生観戦し、終了直後にツイッターに「まずは明後日の試合に集中。ドネア2は必ず実現させる」と再戦(ドネア2)について投稿。さらに所属ジムを通じてコメントも発表した。

 「さすがのキャリアで落ち着いた試合運びで安定感を感じた。フィニッシュのボディーにもさすがという言葉しか出てこなかった」と、左ボディー一発で14歳下の暫定王者を沈めた39歳のレジェンドを大絶賛。19年11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝で死闘を演じた宿敵がリング上で目標は4団体統一とアピールしたことを受け、「これでドネア2が実現に近づいたので、14日はしっかりとクリアしてドネア2を実現させたい」と強い決意を示した。

 もう一人の対抗王者、WBO王者のジョンリール・カシメロ(32)は体調不良を理由に11日にUAEのドバイで開催される予定だった指名試合をキャンセル。一度は主催者からアナウンスされた暫定王座決定戦も直前で中止となった。現状ではWBOがカシメロにどんな裁定を下すか不透明なため、大橋秀行会長(56)は「カシメロの様子を見て、ドネアかカシメロとの対戦を考えたい」としたが、井上自身のターゲットは絞られた。

 まずは、14日のディパエン戦。2年ぶりの雄姿を待ち望むファンへ「予想を超える」勝利を届ける。

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2021年12月13日のニュース