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“輪島功一氏の孫”磯谷大心KO宣言!14日プロデビュー「打たせずに打つ」

[ 2021年10月8日 05:30 ]

14日に東京・後楽園ホールでプロデビューする輪島功一氏の孫の磯谷大心。デビュー戦で使用するトランクは父・和広トレーナーの現役時代のものだが、当時からベルトラインに「TAISHIN」の文字が入っていた
Photo By スポニチ

 世界王座を3度獲得し“炎の男”と呼ばれた元WBA・WBC世界スーパーウエルター級王者・輪島功一氏(78)を祖父に持つ磯谷大心(20=輪島功一スポーツ)が14日に東京・後楽園ホールでプロデビューする。68・5キロ契約4回戦で羽賀彬光(DANGAN越谷)と対戦。磯谷は「緊張するかもしれないけど、楽しみな気持ち」と心境を語った。

 母は功一氏の長女・大子(ひろこ)さん、父は元プロボクサーでトレーナーの和広さん。自身はサッカー少年で、中学時代に体力強化を目的に週1回ジムに通った程度という。ボクサーを志すキッカケは祖父の存在ではなく、漫画「グラップラー刃牙」を見て「強さに憧れた」ためだった。

 高3の冬にサッカー部を引退し、退寮したタイミングで本格的に練習を開始。祖父からは「プロでやるなら朝は絶対に走れよ」と命じられた。4月に名誉会長に退いた功一氏がジムに姿を見せることは少ないが、磯谷は「疲れてからではなく、常に呼吸は深く」の助言をもらったという。

 デビュー戦に向けて父の和広トレーナーとともに左ジャブと防御面を徹底強化。試合には父の現役時代のトランクスで臨む。磯谷は「打たせずに打つが理想。まずは勝ちにこだわりたい。できればKOで」と意気込む。祖父の最後の試合から44年。世界王者という夢に向かって第一歩を踏み出す。

 ◇磯谷 大心(いそたに・たいしん)2001年(平13)7月4日生まれ、東京都三鷹市出身の20歳。幼少期にサッカーを始め、GKとして強豪・正智深谷高でプレー。高校卒業後は植木職人をしながら本格的にボクシングの練習を積み、昨年10月にプロテストに合格した。家族は両親と弟2人。身長1メートル82の右ボクサーファイター。

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2021年10月8日のニュース