日本プロボクシング協会、JBCにルール撤廃を要請へ
ジム会長らで組織する日本プロボクシング協会(JPBA)は29日、オンラインで理事会を開催し、日本ボクシングコミッション(JBC)に対して選択試合で日本王者となった場合の指名試合期限のルール撤廃を求めることを決議した。
現行ルールでは、選択試合で新王者となった場合は4カ月以内に指名試合が義務付けられている。一方で、最強挑戦者を決定して王者と対戦する「チャンピオン・カーニバル」も指名試合で、期限も設けられているため、「齟齬(そご)が生じる」として、協会員から改正を求める声があったという。
6月には鈴木雅弘(角海老宝石)が永田大士(三迫)を破って日本スーパーライト級新王者となったが、6日後に王座を返上。角海老宝石ジムによると、理由は鈴木は本来の主戦場であるライト級に戻ること、そして「指名試合」というルールに関して抗議する意味もあるとしていた。
理事会では、新型コロナウイルス感染者の急増を受け、感染対策を呼び掛ける文書を加盟各ジムに再配布することも申し合わせた。
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