入江が準決勝へ、日本女子五輪ボクシング初メダル確定「歴史の扉開いた」

[ 2021年7月29日 05:30 ]

東京五輪第6日 ボクシング女子フェザー級準々決勝   ○入江聖奈 判定 ネクタ● ( 2021年7月28日    両国国技館 )

女子フェザー級準々決勝の3回、ルーマニアのマリアクラウディア・ネクタ(右)を攻める入江聖奈
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 入江聖奈(せな、20=日体大)が3―2の僅差判定勝ちで準決勝に進出し、12年ロンドン五輪から採用されたボクシング女子で日本初のメダル獲得を確定させた。「13年間の努力が報われた。本当にドキドキした」。勝利が告げられると両手でガッツポーズ。緊張から解き放たれた20歳の頬は涙で濡れていた。

 3位決定戦がなく、メダルの懸かる準々決勝は序盤から激しい攻防。入江は相手の荒々しい突進に苦しみながらも左ジャブや右ストレートを的確にヒットさせて1、2回を先取。そのリードを気迫で最後まで守り抜いた。

 高3で全日本選手権を制し、夢だった五輪を「本気で意識した」。国内代表を決める19年12月のボックスオフでの勝利で「覚悟が芽生えた」。コロナ禍による1年延期でモチベーションが低下した時期もあったが、周囲の激励と期待に支えられた。「いろんな人の思いを背負っている」。挑戦はまだ終わらない。入江は「5ミリくらい歴史の扉が開いたと思う。金メダルで全開です」と準決勝へ視線を向けた。

 ◇入江 聖奈(いりえ・せな)2000年(平12)10月9日生まれ、鳥取県米子市出身の20歳。小2から地元のシュガーナックルジムでボクシングを始め、米子西高3年時に全日本選手権優勝。18年世界ユース選手権銅メダル、19年世界選手権8強。柔道女子52キロ級金メダルの阿部詩と同じ日体大3年生。左ジャブ、右ストレートが得意。身長1メートル64の右ボクサーファイター。

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