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京口が札幌で走り込み合宿 今夏予定の統一戦へ「刺激入れてスイッチ入れる」

[ 2021年6月14日 15:16 ]

札幌で走り込み合宿を行う(左から)谷口、京口、久我、三代(ワタナベジム提供)
Photo By 提供写真

 ボクシングのWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(27)らワタナベジムの4選手が14日、走り込み合宿を行っている札幌でオンライン取材に応じた。

 京口はWBAから同級正規王者エステバン・ベルムデス(25=メキシコ)との統一戦開催を指示されている。当初はWBO同級王者エルウィン・ソト(24=同)との統一戦も視野に入れていたが、「どちらも同じ右構えの選手。どちらと決まってもいいように想定してトレーニングしている。WBAから指令が出ているので、そちら(ベルムデス)が優先されるのでは」と話した。試合の時期は「夏頃と言われている」という。

 都内よりも涼しく湿度の低い札幌で11日から開始した合宿には、昨年の熱海合宿に続きフィジカルトレーナーの寺中靖幸氏が同行。ジムワークにも取り組みながら、スプリント系のトレーニングなど「普段ジムではやらないようなことをやって刺激を入れて、体にスイッチを入れるのが目的」と明かした。

 京口とともに合宿を行っているのは日本ミニマム級王者・谷口将隆(27)、前東洋太平洋スーパーフェザー級王者の三代大訓(26)、前日本スーパーバンタム級王者の久我勇作(30)の3人。世界挑戦が視野に入ってきた谷口は7日に日本王座の初防衛に成功したばかりだが、同期入門の京口から“強制参加”を命じられたそうで「無理やりです。(参加要請は)冗談と思っていたんですが…。今は力を蓄える時期なので、強制されながらでもやっていきます」と苦笑いした。

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