メイウェザー、ローガン・ポールを圧倒! KOできず引き分けも「楽しかった」
プロボクシング元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(44=米国)と世界的人気ユーチューバーでプロボクサーのローガン・ポール(26=米国)のエキシビションマッチ8回戦は6日(日本時間7日)、米フロリダ州マイアミのハードロック・スタジアムで行われた。ジャッジによる判定はなく、KOまたはレフェリーストップによるTKOのみのルールのため、8回引き分けとなったが、内容ではメイウェザーの“圧勝”だった。
プロ50戦50勝(27KO)無敗を誇るメイウェザーは2017年8月に3度目の引退表明。18年大みそかのキックボクサー那須川天心(22)とのエキシビションマッチ以来、約2年6カ月ぶりのリング復帰。一方、ポールはチャンネル登録者数2300万、年収10億円以上を稼ぐ人気ユーチューバー。ボクシングのプロ戦績は1戦1敗だが、前日計量で155ポンド(70・3キロ)だったメイウェザーに対し、ポールは189・5ポンド(85・9キロ)と15キロ以上重く、さらに身長15センチ、リーチも10センチ上回るなど体格面ではアドバンテージがあった。
メイウェザーは初回こそロープを背負い、ポールの連打に耐える場面もあったが、2回以降は完全に主導権を握った。カウンターでの強烈な左フックや右ストレート、飛び込んでのボディーなどを浴びせて圧倒。3回以降はポールがクリンチに逃げる場面が目立ち、ダウンシーンがないまま、終了のゴングを迎えた。
試合を終えたメイウェザーは「私はもう21歳じゃない。こんな若い人とスキルを発揮して闘えて楽しかったよ。彼は体も大きいし、タフな相手だった。彼には私ほど経験はなかったが、体重を有利に生かして闘おうとしていた。だから私も楽しかったし、ファンが楽しんでくれたのなら良かった」と笑顔で話した。
一方、内容では“完敗”だったポールだが、「世界最高のボクサー相手にここまでやれた。みんな不可能なことなんてないぜ!」と叫び、「対戦できて光栄。人生において最高の瞬間だった。彼は本当にすごい人。このスポーツを偉大にした功労者。同じリングに立つことができて最高の夜だった。闘い抜くことが出来てうれしい。彼は年寄りじゃなかったよ」とレジェンドに敬意を示した。
2人は対戦決定前からSNSで挑発合戦を繰り広げ、先月6日の記者記者会見の際には、ローガンの弟ジェイクがメイウェザーに口論を仕掛け、乱闘騒動に発展するなど遺恨を残していた。
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