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日本Sバンタム級王者・古橋「恩を仇で返す時が来た」 オンライン会見で挑戦者・花森と火花

[ 2021年5月17日 17:10 ]

オンラインで日本スーパーバンタム級タイトルマッチの会見を行った王者・古橋岳也(上段上)。上段右は新田会長、下段の左が挑戦者の花森成吾、右が山田トレーナー
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 プロボクシング日本スーパーバンタム級王者・古橋岳也(33=川崎新田)が17日、オンラインで記者会見し、8月2日に東京・後楽園ホールで同級5位・花森成吾(23=JB SPORTS)と初防衛戦を行うと発表した。戦績は古橋が27勝(15KO)8敗1分け、花森が10戦7勝(5KO)3敗。

 古橋は今年1月、久我勇作(ワタナベ)との激闘を9回TKOで制して念願の王座を獲得。川崎市生まれ、川崎市育ち、川崎市のジム所属として初の日本王者となった。ボクシングを始めたキッカケは森川ジョージ氏の人気漫画「はじめの一歩」を読んだこと。対戦相手の花森が、森川氏が会長を務めるJB SPORTS所属とあって「森川先生がオーナーのジムの選手とやれるのは光栄。恩を仇で返す時が来たと思っている。前回は激闘から逆転KOだったけど、今回は良い意味で激闘はせず、サックリ勝ちたい」と圧勝での防衛を宣言した。

 山田武士トレーナーとともにオンライン会見に参加した花森は「森川先生がケンカを売られたので、そのケンカは自分が買います」。15歳でジムに入門した時は、縄跳びが苦手で「縄跳び少年」とも揶揄されたが、今年1月のプロ10戦で日本ランカーの水谷直人(KG大和)を4回TKOで下してランク入り、即タイトル挑戦が決まった。「運動神経は良くないけど、ずっと努力してきた僕の方が古橋選手より『一歩』みたいだと思っている」と“主役”を主張し、「最初から飛ばして一方的に攻め続けたい。絶対に(ベルト)を獲れる」と王座奪取を誓った。

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2021年5月17日のニュース