尚弥 変幻自在…これぞモンスター!濃密9分間ガチスパーで比嘉圧倒

[ 2021年2月12日 05:30 ]

チャリティーイベント「LEGEND」 ( 2021年2月11日    東京・国立代々木競技場 )

エキシビジョンマッチを行い観客を沸かせた井上尚弥(右)と比嘉大吾(撮影・久冨木 修)
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 新型コロナウイルスと闘う医療従事者や患者の支援を目的としたボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」は11日、東京・国立代々木競技場で3分×3ラウンドのスパーリング形式のエキシビション7試合が行われた。WBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(27=大橋)は元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(25=Ambition)と対戦し、レベルの違いを見せつけ、2548人の観客を沸かせた。

 これが世界の頂点に君臨するモンスターの実力だ。昨年大みそかに同じバンタム級でWBOアジアパシフィック王座を獲得した比嘉を圧倒。スピード、パワー、テクニック…攻守の全てで上回った。

 鮮やかなコンビネーションを見せたかと思えば、両腕を下げたノーガードスタイルや左構えなどを披露。比嘉が得意とする近い距離で戦ったり、あえてロープを背負ったりと変幻自在。最終ラウンドの3回にはヘッドギアを外して打ち合った。「しっかりガチでやらせていただきました。十分見せられたと思ってます」。濃密な9分間で観客を楽しませた。

 比嘉との対戦は井上尚の指名だった。19年11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメント決勝以来、1年3カ月ぶりの国内リング。「ファンが誰とのスパーを見たいかを考えた」結果だったという。勝敗を決めないエキシビションだからこそ、公式な試合とは違う魅せるボクシングに徹した。その上で、今回のスパーを“世界前哨戦”と位置付けていた比嘉に「見ての通り。今のままでは厳しい」と言わせるレベルの差を見せつけた。

 次はIBF1位で指名挑戦権を持つマイケル・ダスマリナス(フィリピン)との対戦が有力視されている。会場や日程は未定だが、入場者にPCR検査を義務付けた今回のイベントは国内での開催に向けても意味を持つ。すでに戦いへの準備はスタートしている。井上尚は「相手がサウスポーなので(調整は)ここからは切り替え。お客さんを入れた会場でできたことは感覚を取り戻す良い経験になった」と収穫を口にした。

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