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井岡一翔は「格の違いを見せる」 大みそかV2戦の予備検診

[ 2020年12月29日 14:47 ]

井岡一翔(左)と田中恒成
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 WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦 王者・井岡一翔―同級1位・田中恒成(2020年12月31日 大田区総合体育館)

 2度目の防衛を狙う井岡が29日、挑戦者の田中とともに予備検診に臨み、異常なしと診断された。井岡は「(コロナ禍で)試合が決まった時は不安が多かったけど、関係者やいろんな方のサポートで無事にきている。その気持ちに試合の結果で返したい」と快勝で恩返しを誓った。

 報道陣にオンラインで一部が公開された予備検診前にはグローブチェックを実施。トレーナーのイスマエル・サラス氏の姿もあった。今回は直接指導を受けることはできなかったようだが、動画を送信するなど工夫して仕上げた。

 井岡は昨年末の初防衛戦以来1年ぶりの試合。首回り33・5センチ(前回は35・5センチ)、胸囲90センチ(同91センチ)で筋肉量などの目安となる数値はややダウンした。ただ、階級を上げてきた挑戦者の田中とは違い、現級で既に4戦、2年以上を過ごしている。胸囲は田中の84・5センチを5センチ以上上回り、このあたりにスーパーフライ級在籍期間の違いが出たとも受け取れる。本人は「(昨年末に対戦したシントロンには身長、リーチともに大きく上回られたが、今回の田中は似た体格で)いつもより、やりやすい。(相手の)体格で戦い方も違ってくるので。この試合ではレベルの違い、格の違いを見せたい」と改めて圧倒する姿勢を示した。

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