×

田中恒成は「最高の準備ができた」 大みそかにWBO王者の井岡一翔と日本人対決

[ 2020年12月29日 14:15 ]

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦   王者・井岡一翔―同級1位・田中恒成 ( 2020年12月29日    大田区総合体育館 )

井岡一翔(左)と田中恒成
Photo By スポニチ

 日本男子2人目の世界4階級制覇を狙う田中が29日、王者の井岡とともに予備検診に臨み、異常なしと診断された。田中は「最高の準備ができたので楽しみ。減量を含め、かなり調子よくできた。(1階級重いスーパーフライ級に進出して)体の変化、体調の変化は全然違います。いいパフォーマンスを見せられる?間違いない」と自信をみなぎらせた。

 予備検診の模様は一部をオンラインで報道陣に公開。検診前にグローブチェックを行い、両者が試合で使用する黒色グローブの感触を確かめ、2つから1つを選択。その後に検診が実施された。田中は昨年末のWBO世界フライ級王座V3成功以来1年ぶりの試合。首回り35・2センチ(前回は36センチ)、胸囲84・5センチ(同85センチ)など数値は1年前とほぼ同じ。それでも本人はフライ級(リミット50・8キロ)からスーパーフライ級(同52・1キロ)に進出して1・3キロの余裕ができたことで「全然違います」と仕上がりに手応えをつかんでいる。

 既に4階級制覇している井岡を倒せば、自身も4階級制覇の偉業達成となる。全国区のスターとなり、世界の強豪としのぎを削る状況を作り出すため負けられない大一番。「凄い試合になると思う」との言葉に気合を込めた。

続きを表示

この記事のフォト

2020年12月29日のニュース