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才賀、卜部との悔しい一戦を振り返る 卜部が再計量しなかった理由も激白

[ 2020年12月29日 21:46 ]

12日の前日計量をパスした才賀紀左衛門
Photo By スポニチ

 キックボクサーの才賀紀左衛門(31=PURGE TOKYO)が、久保優太(33=PURGE TOKYO)のYoutubeチャンネル「サラ久保ちゃんねる」の動画に出演し、13日に開催された「K―1 WORLD GP 2020 JAPAN~K―1冬の大一番~」の卜部弘嵩(31=K―1 GYM SAGAMI―ONO KREST)とのスーパーファイトについて振り返った。

 才賀は前日計量で卜部が1.9kgの計量オーバーでも試合を受けた理由については勝つ自信があったからだという。「相手が約2kgオーバーしていてもジムでミノル(木村フィリップミノル)など沢山良い選手がいる中でスパーリングをやらせてもらっているのでヒロ(卜部弘嵩)が弱い選手だとは思わないですけど負ける要素が見当たらなかったです。そして試合をしなかったら逃げたって言われるのも嫌でしたし、グローブハンデがあって勝ってもハンデがあったからと言われても嫌でした」と話し、「本気で練習もしてきましたし、本気でやってきた時間があったので、言い訳できない環境に持っていかないと思いました」と続けた。

 計量をクリアした後に才賀は卜部の所に行き、卜部から謝罪された後に再計量せずに病院に行くことを勧めたことも明かした。「試合は1人では出来ないですし、沢山の人に応援してもらってリングに立てました。彼も同じだと思うので、その人たちの気持ちを裏切るわけにはいかないです。だから彼にはこの事を伝えて、『すぐに病院で点滴を打って、明日はベストコンディションで戻ってきてほしい』と言いました」と卜部が再計量しなかった理由も激白した。

 試合当日には卜部は肌艶が良く元気いっぱいだったが試合では「あんまりスピードないな。こんなものだな」と第一印象で感じたという才賀。1Rに3回ぐらいバッティングがあり、才賀も少し苛立ちレフリーに「バッティングが危ないから(相手に)言ってくれ」と伝えたことも語った。1Rのすくい上げられるような金的攻撃が凄く痛く、1Rが終わった後のインターバル中は作戦や状況判断よりも相手の金的攻撃についてセコンドに伝えていたという。そして再びレフリーにも「ちゃんと言ってくださいよ」と伝えたらレフリーも卜部の度重なる金的攻撃に「俺もビックリしているからちょっと待って…」と言われたことを笑いながら振り返った。

 試合は結果的に2R開始早々の膝蹴りによる金的攻撃で試合続行不可能になり、才賀の反則勝ちとなった。試合直後は「応援してくれている人や指導してくれている人のことが頭に浮かんだりして悔しいなと思いました」と悔しい感情が大きかったことを打ち明けた。

 今回の結果から次の試合に向けて才賀は「反則などをされる前にパンチ力をつけてやろうと思いました」と気合い込めた。

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2020年12月29日のニュース