×

若狭与志枝、涙の戴冠!3度目のタイトル挑戦で念願の王座獲得

[ 2020年11月13日 22:00 ]

<日本女子フェザー級タイトルマッチ>3度目のタイトル挑戦で王座を獲得し、涙する若狭与志枝(中央)
Photo By スポニチ

 プロボクシングの日本女子フェザー級タイトルマッチ6回戦は13日、東京・後楽園ホールで行われ、同級3位の若狭与志枝(32=花形)が王者・三好喜美佳(36=川崎新田)に3―0の判定勝ち。3度目のタイトル挑戦で悲願の新王者となった。

 挑戦者らしく立ち上がりから積極的に攻めた。三好のジャブをもらいながらも左フック、右アッパーなどをヒットさせて主導権を握った。最後まで攻めの姿勢を貫き、結果はジャッジ3者の採点は58―56×2、59―55の完勝だった。

 「1ラウンドからガンガン行くつもりだった。ポイントは取っていたと思っていたので勝っている自信はあった」と振り返ったが、判定を聞いた瞬間は思わず号泣。「うれしくて…言葉が出てきません」と声を詰まらせた。昨年3月に現WBO女子世界スーパーフライ級王者で当時は日本女子バンタム級王者だった吉田実代に挑戦したが、判定負け。9月には東洋太平洋女子バンタム級王者の藤原芽子に挑戦も7回負傷判定で敗れた。悔しい思いをした分だけ喜びは大きかった。

 当初は3月30日に予定されていた対戦は新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期。7カ月半遅れとなったが、念願のタイトルを獲得。だが、まだゴールではない。目標は同じジムのIBF女子世界アトム級王者・花形冴美。若狭は「今後も目標は世界チャンピオン。今やりたいことはコーラを1本飲むこと」と笑った。

続きを表示

2020年11月13日のニュース