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井上尚弥 KO勝ち!7回右ストレート「フィニッシュは納得のいくパンチ」

[ 2020年11月1日 12:35 ]

WBA&IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦   ○統一王者 井上尚弥―WBA2位・IBF4位 ジェーソン・モロニー● ( 2020年10月31日    米ラスベガスMGMグランド )

井上尚弥
Photo By スポニチ

 プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が10月31日(日本時間11月1日)、米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドで行われ、統一王者・井上尚弥(27=大橋)がWBA2位、IBF4位ジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)に7回2分59秒、KO勝ちした。WBA王座は4度目、IBF王座は2度目の防衛となった。

 井上は、勝利者インタビューで「フィニッシュは納得のいくパンチだった」と振り返り、「すごくガードが固くてテクニックもあり、崩しにくい選手だったんで、2つのパンチ(左フックと右)はすごく練習してきたんで、それが試合に出せてホッとしています」と話した。「試合を通して、その場面場面での自分の判断力を、ドネア戦を通して学んだので、その時よりもパワーアップしていると思う」と自らの成長も口にした。

 そして「調整もうまくいってリングに上がったので、やっぱりラスベガスということもあって少し固くなりました」と言い、「左も右もマロニー対策で練習してきたので、それを出せました」と納得の表情。具体的なマロニー対策を「テクニックもあり、全体的なレベルも高い選手だった。打ちにいって攻め切れなければ待つことも練習していた。前半攻めに行ったんですけど、足も動くし上体もよく動かすんで、なかなか当てられないなという印象を持って、中盤からカウンター狙いにしました。左ジャブのダブルで突っ込んでくる癖も勉強していたんで、そこも思うように入りました」と明かした。

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2020年11月1日のニュース