内柴正人が“プロ格闘家デビュー”「感謝しかない」QUINTET団体戦で引き分け
柔道男子66キロ級で04年アテネ、08年北京五輪を連覇した内柴正人(42)が27日、東京・後楽園ホールで行われた格闘技イベント「QUINTET FIGHT NIGHT5 in TOKYO」に出場した。国内でのプロ格闘技戦は初参戦となり、“プロデビュー”となった。
トーナメント1回戦で小見川道大(44)率いる「TEAM WOLF」の次鋒(じほう)として世羅智茂と対戦。打撃なし組み技のみ有効の8分1本勝負で、引き分けだった。チームは敗れたが、「大会に感謝しかないです。小見川さん、(一緒に)戦ってくれたメンバーに感謝しています」と語った。
内柴は試合前にツイッターを更新。「あたなたちと別れて10年くらいの月日がたちました。寂しい思いをさせてしまってます。本当にごめんなさい」などと自身の子どもたちへの思いをつづり「10年ぶりの試合は怖いけど、これを伝えたくて出ることにしました」と決断の理由を明かした。試合後は「昔からその姿勢です。人からどう思われようが、やるしかない」と語った。
準強姦(ごうかん)罪で実刑判決を受け、13年に全日本柔道連盟から永久追放された内柴は18年7月から19年12月までキルギス共和国の柔道連盟総監督として指導。現在は子どもたちと最後に泊まったという地元・熊本県の温泉旅館、「つる乃湯」で働いている。今後は仕事で信頼を得ることを優先とし、「また社長に(試合に)送り出してもらえるように」と語った。
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