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54歳タイソン氏 9・12“復帰戦”決定 元4階級王者ジョーンズ氏と105歳対決

[ 2020年7月25日 05:30 ]

エキシビションマッチ   <元王者>マイク・タイソンVS<元王者>ロイ・ジョーンズ ( 2020年9月12日    米カリフォルニア州カーソン )

“復帰戦”が決まったマイク・タイソン氏
Photo By スポニチ

 ボクシングの元世界ヘビー級統一王者マイク・タイソン氏(54=米国)が9月12日にカリフォルニア州でWBA世界ヘビー級など元4階級王者のロイ・ジョーンズ氏(51=同)と8回戦のエキシビションマッチで対戦することが23日に発表された。

 慈善試合での復帰を宣言し、元統一王者イベンダー・ホリフィールド氏ら数々の候補者が報じられていたタイソン氏の相手がようやく決まった。ジョーンズ氏はミドル級からヘビー級まで制したことで知られ、現役最後の試合は18年2月。05年引退のタイソン氏には難敵になりそうだが、恐れ知らずのファイターは「やれるからやる。54歳だからといって人生が終わったわけではない」と強調した。

 「ちょっとした経験も積んで戻ってきた。俺より先に引退から復帰したほとんどの連中より、肉体と心の状態は整えてきた」と自信。「スキルと戦い方を見せてやる」とただのエキシビションで終わらせるつもりはない。

 試合は自身が立ち上げた「レジェンズ・オンリー・リーグ(LOL)」の一環として行われ、有料放送などで配信される。タイソン氏はLOLに関して野球やテニス、バスケットボールなど他競技への関与にも言及。各競技の「レジェンド」による“対決”実現に動いていく可能性もありそうだが、まずは年齢を重ねてもファンを魅了することが可能なことを自ら証明する。

 ◆マイク・タイソン 1966年6月30日生まれ、米ニューヨーク州出身の54歳。13歳で少年院に入り、教官からボクシングの手ほどきを受ける。86年11月、史上最年少20歳4カ月でWBC世界ヘビー級王座獲得。87年3月にWBA、同8月にIBF王座も奪取して統一王者に。6度防衛後、90年2月に東京ドームでジェームス・ダグラスにプロ初黒星を喫し、王座陥落。その後は92年3月に婦女暴行罪で実刑判決を受けて収監された。96年にWBC、WBA王座に返り咲いたが、11月にホリフィールドに敗れ陥落。97年のホリフィールドとの再戦では「耳かみ」事件を起こした。05年6月の試合を最後に引退。身長1メートル78、リーチ1メートル80の右ファイター。

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