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田口良一氏、木村悠氏と元世界王者同士でトークショー 2011年に対戦、抜群記憶力で“KO”

[ 2020年1月19日 15:22 ]

木村悠氏(左)とトークショーを行い、謝礼とバレンタインのチョコレートを贈られた田口良一氏
Photo By スポニチ

 プロボクシングの元WBC世界ライトフライ級王者・木村悠氏(36)と元WBA&IBF世界ライトフライ級統一王者・田口良一氏(33)のトークショーが19日、東京・渋谷で行われた。木村氏が主宰する会員制オンラインサロン「オンラインジム」が開催したイベントで、かつてリングで拳を交えた2人がマイクを手にトークバトル?を展開した。

 2人は2011年10月、日本王者への指名挑戦者を決める最強後楽園ライトフライ級トーナメント決勝で激突。田口氏が6回TKOで勝利している。田口氏は「やりづらかった」と振り返り、木村氏は「試合中に唯一、恐怖を感じた」と明かした。「現役の時に痛い思いをしたのでトークでリベンジしたい」と話していた木村氏が「日付覚えてます?」と軽いジャブの感じで質問すると、田口氏は「33戦すべて覚えてます」と断言。木村氏の挙げる対戦選手との試合の日付を全て言い当て、「その日まで相手のことを思って過ごすので当たり前のこと」と豪語し、木村氏を“KO”した。

 また、井上尚弥(大橋)や田中恒成(畑中)の対戦も回顧。井上と対戦した日本王座の初防衛戦を「ボクシング人生のターニングポイント」と位置付け、「よく誰が1番強かったか聞かれるけど、やった中では田中君が最強。井上君の時はまだ何とかなったという思いが残ったけど、田中君には完敗。燃え尽きたというか、やり切ったという感じ」と説明した。

 田口氏は現在のライトフライ級戦線についても言及。防衛7回と自身に並んだWBC王者・寺地拳四朗(BMB)について「安定感があるし、あのジャブはヤバい。普通に具志堅(用高)さんの防衛記録(13回)を超えるんじゃないですか」と絶賛。ジムの後輩でWBAスーパー王者の京口紘人(ワタナベ)については「初めて見た時に上に行く選手だと思った」と評価し、ファンも期待する2人の王者統一戦に関しては「気持ち的には京口に勝ってほしいけど、拳四朗は勢いがあるし、今は分が悪いかも。ただ、パンチはあるので頑張りでどうにでもなる」と明言を避け、「お互いに防衛を重ねていけば、年末に(統一戦が)あるかも」と予想していた。

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2020年1月19日のニュース