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31年間のライガー伝説終幕…引退セレモニー「昨夜で悔いもなく引退できると確信しました」

[ 2020年1月7日 00:00 ]

新日本プロレス   NEW YEAR DASH!! ( 2020年1月6日    東京・大田区総合体育館 )

引退試合で花道でポーズをする獣神サンダー・ライガー(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 また1人のレジェンドレスラーがレスラー生活の終演を迎えた。6日大田区総合体育館大会で獣神サンダーライガーの引退セレモニーが開催された。

 ライガーは、4日、5日の東京ドーム大会で引退試合を戦った。5日の試合ではIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムに敗れて、引導を渡された。

 今大会の第1試合開始前にライガー引退までの活躍をまとめたVTRが会場に流された。続けて「怒りの獣神」が鳴り響く中でライガーはコスチューム姿でリングに上がった。次に関係者による花束贈呈。初めに棚橋弘至(43)を中心とした新日本・本隊の選手たちから花束を贈呈されて、次にオカダ・カズチカ(32)を中心としたCHAOSの選手たちから花束が贈呈された。その後、菅林直樹会長に続き、ライガーの妻・千景さん、長男の貴光さんからも花束が贈呈された。続けて場内にアントニオ猪木氏(76)からのビデオメッセージが会場に流れると会場が大きく沸いた。

 花束贈呈が終わるとライガーはマイクを持つと「平成元年に東京ドームで獣神サンダーライガーはデビューしました。昨夜、同じく東京ドームで最後の試合をさせていただきました。対戦相手のヒロム選手に粉々に砕かれましたが、これで何の悔いもなく引退できると確信しました。31年間、ファンの皆さんご声援を本当にありがとうございました。プロレスラー獣神サンダーライガーは今日で終わりますが、新日本プロレスは益々大きくなり続けると思いますので、変わらぬご声援をよろしくお願いします」とファンへメッセージを送った。

 「それから最後に個人的なコメントをさせて頂きたいと思います。今日は広島から僕の母親がこの会場に来てくれています。おかあちゃん、頑丈な身体に産んでくれて本当にありがとう。感謝しています。それからちーちゃん、貴光、今まで寂しい思いをさせた分、父親らしいことをこれからはしていきたいと思いますのでよろしくお願いします」と家族へ感謝した。改めて「本当に皆さん31年間ありがとうございました!」とマイクを締めた。

 そして引退の10カウントゴングが打ち鳴らされて、最後の選手コールをされると場内は大ライガーコールが起こった。

 最後に新日本の選手たちがライガーを胴上げするとライガーは宙を3回舞った。そこから、棚橋の提案で選手と会場のファンで「怒りの獣神」を歌って、ライガーを送り出した。「怒りの獣神」が鳴り響き、大ライガーコール中でライガーは花道から消えていった。

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2020年1月6日のニュース