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ウバーリ、拓真戦へ自信の仕上がり「全て整っている」

[ 2019年11月1日 15:09 ]

兄のアリ・トレーナーとともに公開練習に臨んだウバーリ(右)
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界バンタム級王座統一戦(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)で暫定王者・井上拓真(23=大橋)と対戦する正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(33=フランス)が1日、都内で公開練習に臨んだ。

 練習はシャドー、縄跳び、ミット打ちを数分だけだったが、五輪に2度出場し、アマ200戦以上のキャリアを持つエリートは「もう全て整っている。今はやる気に満ちている。一刻も早く試合がしたい」と意欲満々。同席した兄のアリ・トレーナーも「タクマは良いボクサーだが、ウバーリの方が知性、戦術では勝っている」と言い切った。

 来日前にはカザフスタンで約3週間の合宿を行い、井上拓と似たたスタイルの選手らとスパーリングを重ねてきた。ウバーリは「タクマはよく動くし、スピードもある。ただ、今まで対戦してきた中で最強ではない。彼を軽んじる訳ではないが、あらゆるシナリオに対応できる準備はしてある。勝ってベルトをフランスに持って帰る」と自信満々に宣言した。

 また、会見では兄弟が12人、姉妹5人いて本人を含め18人きょうだいであることも判明。ウバーリは13番目だという。視察に訪れてた井上陣営の父・真吾トレーナーは「そこのポイントはリードされているので、1ラウンド目からしっかりポイントを取っていかないとね」とジョークで切り返し。「全体的にコンパクトにまとまっている。いい意味でかみ合うと思う」と印象を語り、「自分と拓はチャレンジャーのつもりで戦う。拓も仕上がっているので楽しみ。家族同士の戦いなら、なおさら負けられないね」と話した。

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