全勝統一王者まさか…五輪金ジョシュア　ルイスJrに7回TKO負け

WBAスーパー＆IBF＆WBO世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦   〇WBA5位アンディ・ルイスJr　TKO7回1分27秒　統一王者アンソニー・ジョシュア● （ 2019年6月1日    米ニューヨーク・マジソンスクエアガーデン ）

ルイス（右）の強烈な右を受けるジョシュア（ＡＰ）
Photo By ＡＰ

　ボクシング史上に残る番狂わせが起きた。12年ロンドン五輪金メダリストでプロでも22連勝中だった英国のスーパースター、ジョシュアが米デビュー戦でまさかの7回TKO負け。薬物違反で資格停止となったミラー（米国）の代役挑戦者ルイスJrから3回、先にダウンを奪いながら逆に2度倒され、7回にも2度ダウンして3つのベルトを手放した。

　WBC王者ワイルダー（米国）との4冠統一戦も消滅する事態に、米メディアは「タイソン―ダグラス戦に匹敵する衝撃」と報道。一方のルイスJrは2度目の世界挑戦でメキシコ系初となるヘビー級世界王座を獲得し、「夢がかなった」と大喜びした。