井上尚弥 WBSS準決勝の対戦相手陣営と“一触即発”ムード
ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)準決勝(18日、英グラスゴー・SSEハイドロ)のオープン・ワークアウトが14日(日本時間15日)に現地のジムで行われ、スーパーライト級とバンタム級の4選手が練習を公開した。
WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(26=大橋)はラストに登場したが、その対戦相手となるIBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(26=プエルトリコ)の練習では、井上の父・真吾トレーナーが写真撮影をロドリゲス陣営の男に止められ、小突かれる場面もあり、18日の激突を前に一触即発のムードが漂った。
真吾トレーナーは「公開練習なので当然、スマホで写真を撮った。リングで私たちを見つけた男が下りてきて『それはできない』と言って私を脇に押しやった」と説明した。
ロドリゲス陣営は井上の練習を見学しなかったが、ロドリゲスは自身の練習後に「前評判は井上の方が高いが、土曜日にみんなを黙らせる。私が最後にKOか判定で勝つだろう」とコメントした。
井上本人は真吾トレーナーの“事件”を目撃しておらず、自身の練習に集中。「過去最高の仕上がり。ラウンドは予測できないけど、常にKOは目指しているので、遅かれ早かれそうなる。みなさんが自分に何を期待しているかは分かっています」と自信をにじませた。
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