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WBA王者ローマン、IBF王者を2―0判定で下し王座統一に成功

[ 2019年4月27日 14:06 ]

 ボクシングのWBA&IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦は26日(日本時間27日)、米カリフォルニア州イングルウッドのザ・フォーラムで行われ、WBA王者ダニエル・ローマン(28=米国)がIBF王者TJ・ドヘニー(32=アイルランド)を2―0の判定で下し、王座統一に成功した。

 ローマンは17年9月、久保隼(真正)から王座を奪取。初防衛戦で松本亮(大橋)を退けるなど3度の防衛に成功。一方のドヘニーは昨年8月に岩佐亮佑(セレス)からベルトを奪い、今年1月には高橋竜平(横浜光)を下して初防衛に成功した。日本でも馴染みの深い2人の激突は2回と11回にダウンを奪ったローマンに軍配が上がり、戦績はローマンが27勝10KO2敗1分、ドヘニーは21勝15KO1敗となった。

 元IBF同級王者で2月の再起戦でIBF王者への挑戦権を獲得した岩佐は現地で観戦。試合後、自身のインスタグラムに「僕の次戦はダニエルローマンが濃厚です!! 気合い入った!やる事決まった!」と投稿した。ただ、WBAはこの試合の勝者に90日以内に1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と対戦することを義務付けて特別承認しており、先行きは不透明。また、ローマン自身はWBC同級王者レイ・バルガス(メキシコ)との統一戦も視野に入れている。バルガスは暫定王者・亀田和毅(協栄)と対戦も控えており、スーパーバンタム級戦線は混沌としてきた。

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2019年4月27日のニュース