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チャーロ兄弟 そろっての防衛戦で兄勝利 弟は番狂わせで王座陥落

[ 2018年12月23日 17:32 ]

コロボフ(右)にパンチを打ち込むジャーモール・チャーロ (AP)
Photo By AP

 プロボクシングのWBC世界ミドル級暫定タイトルマッチ12回戦は22日(日本時間23日)、米国のニューヨーク州で行われ、王者のジャーモール・チャーロ(28=米国)が挑戦者のマット・コロボフ(35=ロシア)を3―0(119―108、116―112、116―112)の判定で下し、暫定王座の防衛に成功した。

 これでチャーロはデビューから28連勝(21KO)。一方、敗れたコロボフの戦績は30戦28勝(14KO)2敗となった。このタイトル戦の挑戦者はウィリー・モンロー・ジュニア(32=米国)の予定だったが、モンロー・ジュニアに禁止薬物の陽性反応が検出されたため、試合直前の17日にコロボフへの変更が発表された。

 前座カードではチャーロの双子の弟で、WBC世界スーパーウエルター級王者のジャーメル・チャーロも登場。同級5位のトニー・ハリソン(28=米国)を相手に4度目の防衛戦に臨んだが、0―3(112―116、113―115、113―115)の判定で敗れ、王座から陥落した。

 現地放送局は117―111でチャーロの勝利としたが、リングサイドのジャッジ3人はすべてハリソンの勝利を支持。この結果に場内からはブーイングが沸き起こり、チャーロも「ポイントを失ったラウンドがあったかもしれないが、勝ったのは相手にプレッシャーをかけていた自分だ」と不満を漏らした。戦績はハリソンが30戦28勝(21KO)2敗。一方、チャーロは初黒星となり、32戦31勝(15KO)1敗。

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2018年12月23日のニュース