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和毅 世界戦へ気合のメンチ40秒「仕上がりは過去最高」

[ 2018年11月12日 05:30 ]

WBC世界スーパーバンタム級暫定王座決定戦   同級1位アビゲイル・メディナ≪12回戦≫ 同級2位・亀田和毅 ( 2018年11月12日    後楽園ホール )

計量パスし、メディナ(左)とにらみ合う亀田和毅(撮影・島崎忠彦)
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 高ぶる気持ちを抑えきれなかった。計量後の写真撮影。報道陣からツーショットをリクエストされた和毅はメディナに歩み寄り、メンチを切った。興毅氏が制止するまで約40秒の長いフェースオフ。「アイツを倒したら世界チャンピオンになれるんでね。やっぱ、気合は入りますよ」。

 15年9月にマクドネルとの再戦に判定負けして以来3年2カ月ぶりの世界戦。国内ではWBO世界バンタム級王者として初防衛戦に臨んだ13年12月以来だけにヒートアップするのも当然だった。

 科学的なトレーニングと減量法の導入、そして3年前に結婚した夫人のサポートもあって余裕の一発クリアで「仕上がりは過去最高。何も言い訳するところはない」と言い切った。興毅氏は「よく耐えた。ようやく花を咲かせる時が来た」と雌伏の時期の終わりを告げた。亀田家大復活の瞬間は近づいている。

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